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CD鑑賞日誌


by furt-orooro
◆ DELTA
 ブラームス 交響曲第1番 アムステルダム・コンセルトヘボウ管(ACO)
 ベートーヴェン 同  同
 1950.7.13 ACOとの唯一の共演。
 オーケストラの精度が良く、フルトヴェングラーの指揮にビシバシ反応しているのがわかるので、聴き物。

◆ OPUS蔵
 OPK7017
 ①ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲 BPO 1944
 ②ベートーヴェン 交響曲第4番 BPO 1943.6.30 ライブ 

 OPK7018
 ③モーツァルト 交響曲第39番 BPO 1944
 ④ブラームス ピアノ協奏曲第2番 BPO (ピアノ)フィッシャー 1942

 MELODIYA LP起し。
 ②はVENEZIAの決定盤(1.2楽章)、SERENADE、テープ系ベストのMELODIYA盤、
 ④はVENEZIAの決定盤があるだけにどうなるか。
 ① に期待するのだが。

 Couplingが悪い。収録時間の問題もあるのだろうが、①③の組み合わせが理想。

◆ フルトヴェングラー・センター
 1950.9.25 ウィーン・フィルとのストックホルム・ライブ全曲
 ① スウェーデン・オーストリア 両国国家
 ② ハイドン 「驚愕」
 ③ シベリウス 「エン・サガ」
 ④ R.シュトラウス 「ドン・ファン」
 ⑤ ベートーヴェン 交響曲第5番

 演奏はどれも、まさに「脂の乗り切った」名演。
 ③④のM&Aの音質がいまひとつであるだけに期待大。
 ⑤にはCROWN PALETTEの決定盤があるので、どうなるか。
# by furt-orooro | 2006-02-02 15:10 | フルトヴェングラー
ブルックナー:交響曲第9番_b0056240_1765721.jpgここ何日か聴いてきたのは、次の3枚。

1.フルトヴェングラー&ベルリン・フィル 1944.10.7 
   フランス・フルトヴェングラー協会 SWF-041
    23:34 9:27 25:33
2.シューリヒト&ウィーン・フィル EMI(ART)1961 
    25:32 10:25 20:19
3.ジュリーニ&シカゴ交響楽団 EMI 1976
    25:19 11:07 26:48

1.苦手な方は、第1楽章の最初のアッチェレランドだけ我慢されたし。後は、ジュリーニよりも遅いテンポで訴えかけてくる。
ピーター・ピリー氏が指摘するように、第1楽章第3主題、第3楽章第3主題の「遅いテンポを恐れていない」。かくあるべきとの説得力がある。

2.美しい流れ。柔らかに、それでいてしっかりと刻まれるリズム。独自の「シューリヒト美学」の世界。

3.流れ重視。音響は最高級。但し、彫は浅い。

「フルトヴェングラー鑑賞記」のフルトヴェングラー、同曲ページに加筆しております。
# by furt-orooro | 2006-02-01 19:00 | フルトヴェングラー
東芝EMI TOCE 9364-8 レビュー2_b0056240_17464562.jpg東芝EMI
TOCE 9364-8
独エレクトーラ社製作のブライトクランク。
日本のみの発売。
現在廃盤。
見かけたら、買って損はない。
チィコフスキーはこれがベスト。
ワーグナーはこれで十分。

レビュー1は、チャイコフスキーの
交響曲第4番と「悲愴」で、
当ブログ2005年12月9日参照。

レビュー2は、R.シュトラウス、
「ドン・ファン」、「ティル」、「死と変容」。

と言っても、宇野功芳氏の解説が詳細なので、主に、その抜粋。
フルトヴェングラーの同曲演奏を聴く場合の参考になれば。

音質面は、音の密度では、東芝初盤CC33-3385の方が上回る。

「死と変容」のノイズ問題については、当ブログ2004年12月24日参照。
# by furt-orooro | 2006-01-23 18:50 | フルトヴェングラー
非フルトヴェングラー 2CD_b0056240_1643242.jpg「フルトヴェングラー指揮」と表記されながら、後に、フルトヴェングラー指揮ではないとなったCD2枚を取り上げる。

「新世界」(写真)と「悲愴」。
前者は、カバスタ指揮ミュンヘン・フィルとされているが、
後者は、ミトロプーロスらしい。

レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
# by furt-orooro | 2006-01-05 12:30 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1953.5.14
スタジオ録音

RX-54
bとcの2ヴァージョンが届いた。aもあるのだろう。
bの盤の方が、ノイズは大きいものの、色艶があって良い。
この曲の場合、高低の対比が重要だが、それが程よく生かされている。

フルトヴェングラーの演奏中ベスト1ともされるもの。
フルトヴェングラーの演奏について、テンポの変化が、
「独善的」とか「自己本位」と言われる方がおられるが、
まずこの演奏を聴かれるのはどうだろう。
ここに、曲の本質を明らかにする、アゴーギクとアーティキュレーション(テンポ変化含む)の天才的な現れを聴くことはできないだろうか。
この演奏でだめなら、残念ながらフルトヴェングラーを聴かれることはあきらめた方がよいかも。

(下記TAHRAの「バイロイトの第9」含む、「第9」セットには、トスカニーニ、アーベントロート、メンゲルベルクなどとの演奏比較CDがついている。国内盤には、フランス協会にも関与するサム・アブラ氏の解説対訳もついている。解説を読みながら、比較CDを聴くと、フルトヴェングラーの演奏の良さがわかるはず。)
# by furt-orooro | 2005-12-28 17:30 | フルトヴェングラー