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CD鑑賞日誌


by furt-orooro

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番

フルトヴェングラー&ベルリン・フィル

DELTA
DCCA-0025
モーツァルト集

1.「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
  1936-1937
 演奏は当時のベルリン・フィルのアンサンブルの凄さを物語る。色彩的で輝きのある音色によるフレーズの数々。
 フルトヴェングラーのモーツァルトに?を付ける方は、この演奏を聴き、歴史的観点から考慮してみては。これでダメならダメでしょう。

 音質は、DGの「The Fascination of Furtwangler」収録の盤起こしには劣るものの、色彩感と光彩ある響きで◎。

2.ピアノ協奏曲第20番
 1954.5.14 ルガノでのライブ。
 ピアノ:イヴォンヌ・ルフェビュール
 これもすばらしい、というか素敵な演奏。
 盤起しだろうが、音源の記載はない。
 CETRA初出CD(日本製 国内盤はANF-305)に聴く、鮮度と鮮明感はないが、アナログ的な温かさのある音で好ましい。

3.交響曲第40番
 1949.6.10 ヴィースバーデンでのライブ。
 スタジオ録音のような疾走感と峻厳さのない、もっと温かな演奏スタイル。
 やはり盤起しだろうが、音源記載はない。
 これは、CETRA初出CDを聴くべきだ。

ここに聴く、フルトヴェングラーのモーツァルトは、どれも温かく、色彩感がありチャーミングで、真に「モーツァルト的」。

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by furt-orooro | 2006-10-25 12:50 | フルトヴェングラー