モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
2006年 10月 25日
DELTA
DCCA-0025
モーツァルト集
1.「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
1936-1937
演奏は当時のベルリン・フィルのアンサンブルの凄さを物語る。色彩的で輝きのある音色によるフレーズの数々。
フルトヴェングラーのモーツァルトに?を付ける方は、この演奏を聴き、歴史的観点から考慮してみては。これでダメならダメでしょう。
音質は、DGの「The Fascination of Furtwangler」収録の盤起こしには劣るものの、色彩感と光彩ある響きで◎。
2.ピアノ協奏曲第20番
1954.5.14 ルガノでのライブ。
ピアノ:イヴォンヌ・ルフェビュール
これもすばらしい、というか素敵な演奏。
盤起しだろうが、音源の記載はない。
CETRA初出CD(日本製 国内盤はANF-305)に聴く、鮮度と鮮明感はないが、アナログ的な温かさのある音で好ましい。
3.交響曲第40番
1949.6.10 ヴィースバーデンでのライブ。
スタジオ録音のような疾走感と峻厳さのない、もっと温かな演奏スタイル。
やはり盤起しだろうが、音源記載はない。
これは、CETRA初出CDを聴くべきだ。
ここに聴く、フルトヴェングラーのモーツァルトは、どれも温かく、色彩感がありチャーミングで、真に「モーツァルト的」。