ブラームス:交響曲第1番 1947.11 日本フルトヴェングラー協会盤
2006年 04月 11日
ムジークフェラインでのスタジオ録音
日本フルトヴェングラー協会
WFJ-40
演奏について、福永陽一郎氏は、「どこか締まりのない、まあよく言ったとしても、悠揚迫らぬ大河のような、それも流れの悪い演奏」と評価している。
と思えば、諸井誠氏のように、巨匠の同曲演奏中のベストに推す人もいる。
スタジオ録音ゆえの確かな造形と、
スタジオ録音とは思えない気力漲る覇気が、ウィーン・フィルの柔らかな音色と相まって(中和されて)、麗しいものとなっている。
今回の協会盤。
SP復刻で、ノイズは大きいものの、浮かび上がる音は柔らかく麗しいものである。
低域は低域重視のTESTAMENT盤に比べれば不足するが、程よく、これが自然な大きさと音色ではなかろうか。
レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
「ハンガリー舞曲」のページもUP済み。
協会の次回配布は、「アナクレオン」、「未完成」、ベートーヴェン7番。
DELTA盤と同じ組み合わせで、まさかDELTA盤と同音質ということはないでしょうね。