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CD鑑賞日誌


by furt-orooro
フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
1951.1
ムジークフェラインでのスタジオ録音

OTAKEN
TK-5514(CD-R)

Electrola E シリーズ盤起し。

志鳥栄八郎氏の「人間フルトヴェングラー」の中で、
エリーザベト夫人によると、巨匠が満足していた戦後の録音は、
シューマンの4番、シューベルトの「ザ・グレイト」(部分的には不満)、
ハイドンの「V字」、「驚愕」、ワーグナー「トリスタン」であったということだ。

この盤に聴く、清楚で厚い響き、ムジークフェラインに響き渡る豊かな音響は、上記の事柄を確信させる。美しく豊かな音の演奏である。

Couplingは、モーツァルト40番。こちらはノイズがまとまりついている。

レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」、「更新履歴」より。
# by furt-orooro | 2006-03-24 22:00 | フルトヴェングラー

Wiesbaden Concert  1949.6.10

フルトヴェングラー&べルリン・フィル
1949.6.10
Wiesbadenでのライブ
1.モーツァルト:交響曲第40番
2.ブラームス:交響曲第4番

OTAKEN
TK-5515(CD-R)

ワルター協会LP盤起しで、音が良い。豊かな音である。
重厚流麗な演奏のすばらしさもよくわかる。
お薦め。

レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
# by furt-orooro | 2006-03-18 20:30 | フルトヴェングラー
ブラームス:交響曲第2番 LPO 1948.3.22-25_b0056240_1727468.jpgフルトヴェングラー&ロンドン・フィル(LPO)
キングスウェイ・ホールでのスタジオ録音

KING KICC-2307

美しい演奏である。細部にまで神経の行き届いた造形美。弱音部の繊細さ、「間」のある流れは巨匠の真骨頂である。

このCD。音が良い。SP盤起しのIRUKA盤や日本フルトヴェングラー協会盤にあるキンキンとした金属的なノイズがない。 音色も豊かで分離も良く、第2Vn、Va、DBも明瞭に聴くことができる。
当盤に最初に接していれば、他盤は必要なかった。遠回りをして、同演異盤ベストにたどりついた。

なお、フルトヴェングラー、ブラームス 交響曲第2番は次の3種類。
1.ウィーン・フィル 1945.1.28 戦時ウィーン最後の演奏会となる
2.ロンドン・フィル 当演奏
3.ベルリン・フィル 1952.5.7 ミュンヘン・ライブ
 下記 TOCE9086/90が良い。

名門オーケストラを自在に操り、それぞれ独自の趣のある名演。どれも必聴。

レビューは、 「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
URL変更しています。
# by furt-orooro | 2006-03-15 19:26 | フルトヴェングラー
バルトーク:ヴァイオリン協奏曲第2番 OTAKEN_b0056240_20294691.jpgフルトヴェングラー&
フィルハーモニア管弦楽団
(Vn)メニューイン
1953.9.12,13

OTAKEN TKC-304
米HMV LHMV-3からの盤越し。

名曲、名演、名録音。
アナログ的な迫力ある音。東芝TOCE国内盤だと透明清楚な点が勝るが、今回の盤越しだと、それに重厚さが加わる。

Couplingが、「皇帝」というのも凄い。
こちらは、GRANDSLAM盤と比べると、加工感はなく、「そのまま」の盤越しという聴感。
買得。
# by furt-orooro | 2006-03-11 20:37 | フルトヴェングラー
ブラームス:交響曲全集+α_b0056240_20281083.jpgフルトヴェングラー ブラームス 交響曲全集
TOCE 9086/90
独エレクトーラ社によるブライトクランク 
日本のみの発売

第1番 ウィーン・フィル 1952.1.27 
     ムジークフェライン
第2番 ベルリン・フィル 1952.5.7 
     ミュンヘン・ライブ
第3番 ベルリン・フィル 1949.12.18 
     ティタニア・パラスト
第4番 ベルリン・フィル 1948.10.24 
     ティタニア・パラスト
ハイドンの主題による変奏曲 ウィーン・フィル 1949.3.30 
ヴァイオリン協奏曲 (Vn)メニューイン ルツェルン音楽祭管 1949.10.7

ササキレコードには7500円で飾ってある。ユニオンの色別割引でゲット。

ブライトクランクと侮るなかれ。
TOCE 9364/8のチャイコフスキー、ワーグナー、R.シュトラウス集同様の成功例。
音色の密度の濃いまま、空間を適度に広げることに成功している。
CC35シリーズのようなスカスカ感は皆無。ベートーヴェンのブライトクランクのように空間は広くなるが無機的な音になるということでもない。
密度の濃い音色が分離良く響くことになっている。
特に、CC30-3357/60で音質の悪かった、第2番は見違えるような清楚で豊かな音になっている。第1楽章のVcの豊かな音、弱音部の空気感、高低の分離の良さ、など、この演奏の真髄を見るようである。当盤で聴けば、「音が悪い」と思わなくてよいのでは。

フルトヴェングラーのブラームスの交響曲全集
1.東芝 CC30-3357/60
2.東芝 TOCE 9086/90 
3.(分売)東芝EMI グランドマスターシリーズ HS-2088リマスター  音は荒れ気味
4.(分売) 同 オリジナル紙ジャケのシリーズ HS-2088表記
5.(分売) 同 「永遠のフルトヴェングラー」表記 HS-2088表記
6.EMI References CHS5 655132 ARTリマスター

1.2を見かけたら、購入して損はない。
というか、良い音色で聴きたいと思ったら、1and2で。

各演奏レビューは随時、 「フルトヴェングラー鑑賞記」にUP予定。
# by furt-orooro | 2006-03-10 13:00 | フルトヴェングラー