CD鑑賞日誌


by furt-orooro

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b0056240_17321989.jpgフルトヴェングラー&ハンブルク・フィル
1948.10.18
ハンブルク、ムジークハレでのライブ

フランス・フルトヴェングラー協会
SWF-921/2

大戦中のマグネトフォン録音を担当した、シュナップ博士による録音で、録音は良かったのだろう。
当CDの音質も良好(ただし第2楽章に混信ノイズあり)。音はクリアで鮮明。
ff部ですべての楽器が明瞭で、フルトヴェングラーの意図した音響効果を知ることができる。
木管群に奥行きと詩情が不足し、この点はベルリン・フィル盤が勝る。
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by furt-orooro | 2007-08-24 23:30 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1952.2.10
ティタニア・パラスト

ドイツ・フルトヴェングラー協会
TMK-200601920

ベルリン・フィル創立70周年記念コンサート全演目
ベートーヴェン:「大フーガ」(ワインガルトナー編)
オネゲル:交響的断章第3番
シューベルト:「未完成」
ブラームス:交響曲第1番

資料的な価値はあるものの、音質は問題。
アイヒンガー及びクラウス氏によるリマスター。
ブラームスの1番は、第3楽章の弦のミスが共通するので、フランス協会製作と音源は同一。
ハイカット、ローカットで、高域はカサカサした音。低域は音はあるが無機的な音で音色はなく、音量レベルも小さい。
フランス協会のリマスターが辛うじて合格なのに対し、ドイツ協会のリマスターは音が痩せ余りにも貧弱すぎる。このようなリマスターが続くのでは、同協会CDの音質面の価値はない。真剣に善処することを期待する。
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by furt-orooro | 2007-08-20 12:45 | フルトヴェングラー
b0056240_12372368.jpgベートーヴェン:交響曲第7番
         同 第8番
フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
1954.8.30
ザルツブルク音楽祭でのライブ

DELTA
DCCA-0033

当日は、第8番、大フーガ、第7番の順番で演奏されており、第7番より第8番の方の出来が良い。
第8番は「巨匠には不向き」との評価もあるが、この日の演奏は、ウィーン・フィルの柔らかで滑らかなフレージングによって、リズムは柔らかく刻まれ、流れは流麗、覇気と活気もある名演となっている。
これに対して、第7番は、緊張が弛緩したのか、第1楽章序奏など間延びした部分もあり流れも損なう面もある。それでも、「豊かな広がりと気品を有している」とも評価される優雅さがある。

当DELTA盤は、スクラッチノイズなど皆無で、盤起しではないようだ。KING同様の良質テープ音源かもしれないが、音質良好。入手できるものの中では最良。

演奏レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」へ。
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by furt-orooro | 2007-08-17 12:40 | フルトヴェングラー
b0056240_12465293.jpgフルトヴェングラー&ベルリン・フィル

1948.10.24
ティタニア・パラストでのライブ

最初のHの音の感動。
常に前へと向かう音楽の絶え間ない流れ。その流れの中での変芸自在なテンポと、「ゲサンク・フラーゼ(旋律楽句)をまさにゲサンク(歌)として、自然に再現する」(出谷啓氏)手腕。細やかな弱音部から圧倒的で堂々としたffまでのダイナミクスの大きさ。
ベルリン・フィルの木管群、ティンパニーの名人芸。

主なCDの音質評価 ☆ ◎ ○ △ ×
テープ系
1.CC35-3170 軽度な擬似ステ ◎
2.CC30-3357/60 1と同じ
3.CE28-5585 2の分売
4.TOCE-8512 MONO △
5.ELECTROLA CZS 25 2321 2 MONO ◎
6.TOCE-9086/90 ブライトクランク ◎
7.EMI(References) CHS-5 65513 2 ×
8.TOCE-3294 HS-2088 (TOCE-11015 紙ジャケ)×
9.EMI(ART)ノイズリダクションで音色を損なう ×
10.TOCE-55709 没後50年記念リマスター 無機的な音調 △

盤起し系
11. AS-DISK AS 331/2 △
12.MYTHOS LEGEND NR-1002 △
13.GREENDOOR GDCL-0027 ×
14.GRANDSLAM GS-2012 ×
12と13は、FALP-544 (写真)盤起し。
14は、Electrola E90995 盤起し。
FALP-544の方が音色、解像度の高さで優れているようだ。
盤起し系はダイナミックレンジの人為的操作で、一定の音量以上は頭打ち、一定の音量以下はどれも同じ大きさになっていて、強弱の細かなニュアンスを聴くことはできない。
原盤LPの趣きを再現するには至っていないようである。

ということで、
マイベストは、5and6 次いで1(=2=3)。
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by furt-orooro | 2007-08-07 12:45 | フルトヴェングラー
b0056240_12401855.jpgフルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1926.10.26他

日本フルトヴェングラー協会
WFJ-18

「第5」の演奏について、
「レコード芸術」2004年12月でクリストファー・野澤氏が、
「フルトヴェングラーによるSPのポリドール録音中唯一の大交響曲であることと、まさに全盛期のベルリン・フィルを聴くことができるという2つの特別な意味があります。40才という若きフルトヴェングラーの覇気に満ちた指揮とベルリン・フィルの威力は、他の録音では聴くことのできないものです。このレコードではまさしくヒトラーによるユダヤ人楽員排斥以前の、本物のベルリン・フィルの音色が聴けるのです。」
と述べておられる。

SP盤起しであるが、スクラッチノイズは少なく、太古の録音とは思えないほど鮮やかな音。
ダイナミクスの変化が忠実に再現されており、深淵なppから強靭なsf、ffまで、十二分に聴くことができる。
黄金期ベルリン・フィルの音色は格別の味わい。

Couplingは、
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲 フルトヴェングラーのファーストレコーディング
ブラームス:ハンガリー舞曲第3番 1929年
 これらもすばらしい音だ!!!
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by furt-orooro | 2007-08-01 12:39 | フルトヴェングラー