CD鑑賞日誌


by furt-orooro

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フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1938.10.25-28

東芝EMI
TOCE-6067

演奏については、
諸井誠 「古い録音から蘇って来る感動の素晴らしさは他との比較を許さない」、
ジョン・アードイン 「全録音の中でも光彩を放っており、音質もまったく古びていない」
と述べられている。

当CDはピッチが高い。「ウラニアの英雄」第1楽章 ピッチ未修正CD以上に、Vnがヒステリックに聴こえてします。
TOCE-9364/8 ブライトクランクはピッチが正しく、Vnは美しく穏やかに響き、フルトヴェングラーの意図したロマン的な趣きがその通りに再現されてくる。

主な同演異盤CD
1.東芝EMI TOCE-6067  △
2.BIDDULPH WHL-006/7 ×
3.新星堂 SGR-7180/2  ○
4.東芝EMI TOCE-9364/8 ブライトクランク ☆
5.東芝EMI TOCE-3800 MONO ×
6.NAXOS ×
7.ISLANDPROS △
8.TAHRA ×
9.GRANDSLAM △
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by furt-orooro | 2007-05-29 12:50 | フルトヴェングラー

戦後復帰演奏会 1947.5.25

ベートーヴェン:交響曲第5番
&第6番「田園」
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1947.5.25
ティタニア・パラスト
戦後(歴史的)復帰演奏会
初日のライブ

Music&Arts
CD-789

音質面で当CDを高く評価される方もおられる。
実直な音で、ドイツ協会、TAHRA以上ではあるが、やはりドライで音の周辺成分が削がれているようだ。
RODOLPHE  RPC32522/24、モノフォニック(片チャンネル)の難あるが、両チャンネルに編集していただいたものが黒光りするような良い音で、最近はこれを愛聴している。
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by furt-orooro | 2007-05-25 23:30 | フルトヴェングラー
b0056240_17354465.jpgフルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1954.5.23
ティタニア・パラストでのライブ

HUNT
CD-504

CD初出盤。
渋く深みのある良い音。
「フルトヴェングラー劇場」さんでは「暖かい絹の音色」と形容されている。
とりわけベルリン・フィルの低域の重厚さが雄弁に語りかけてくる。ホルン、Fl、Cl、Ob、名手たちの織り成す深いサウンドも感動的。
フルトヴェングラーが語っている、
「一切が枯れていなければなりません。しかし、その中に炎の核があって全体を隈無く照らしていなければなりません。」
との言葉そのものの演奏。

Coupling:ベートーヴェン 交響曲第1番 ウィーン・フィル 1952.11.30
こちらはウィーン・フィルの音色。やはり低域が明瞭で、高低の対比が生きている。

提供 M様
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by furt-orooro | 2007-05-23 23:35 | フルトヴェングラー
AS-DISK
AS-372

1.モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番
 フルトヴェングラー
 &ベルリン・フィル
 1954.5.14
 ピアノ:イヴォンヌ・ルフェビュール

2.ブラームス:二重協奏曲
 ルツェルン祝祭管
 1949.8.24
 Vn:シュナイダーハン、Vc:マイナルディ

1.演奏については、「鑑賞記」参照。
音は良いという評判だが、確かに臨場感ある音。
同演異盤CDを何種類か聴いてきたが、
ベストは東芝TOCE-6068
FONIT CETRA CDE-1015の日本ビクター製は、当CDに比べて低域の解像度が劣るので、当CDがセカンドベストと言ったところか。

2.名演である。ソリストの格が違うし、オーケストラの凄さが違う。
音はややドライで、PALETTE盤には及ばない。
これに比べるとPALETTE盤は、1楽章中間部50秒カットされているが、音は鮮度良く、実に良い。

明日もしくは明後日は、
OTAKEN 「バイロイトの第9」 予備マスターからの復刻のレビュー予定。
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by furt-orooro | 2007-05-18 12:50 | フルトヴェングラー

管弦楽曲集

フルトヴェングラー&ウィーン・フィル

東芝EMI
TOCE-6070

1.メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」
  1949.2.15
2.シューマン「マンフレッド」 
  1951.1.24/25
3.ベルリオーズ「ハンガリー行進曲」 
  1949.3.31
4.リスト「前奏曲」
5.スメタナ「モルダウ」

1.録音年代からして当CDの中では音質は最も悪い。それでも、SP盤起しのようだが、巧く起こしていて、ウィーン・フィルの音色を堪能できる。
2からは俄然音質が良くなる。3など録音年代の割りには驚異的な音質でトロンボーンも明瞭に鳴り響く。
4と5はブライトクランクの清楚端麗さも捨てがたい。当CDはMONOでややモノトーンながら、黒光りするような良い音である。
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by furt-orooro | 2007-05-08 23:05 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&
ベルリン・フィル

1947.5.27
戦後復帰演奏会3日目

MYTHOS CD
MPCD-5003

DGG LPM18724 ホワイトテストレーベルLP盤起し。

一聴すると「凄い」のだが、「どこか変だ」。
「ウラニアの英雄」、「バイロイトの第9」の同レーベルGHシリーズCD-R同様、ダイナミクスの操作が行われているのだろう。強音部の大きさが一定になっているようだ。
それゆえ、細かな強弱のダイナミズムのニュアンスを聴くことができない。

当演奏について、ジョン・アードインは、
「フルトヴェングラーの関心は中心的な戦い-ベートーヴェン作品の開始を理解し、征服すること-にのみ向けられている。したがって、ダイナミクスや速度の調整は全体像を視野に入れてバランスがとれており、各楽章の主題という堂々たる岩がちの屋根に挟まれた、渓谷のような扱い方になっている」
と述べているが、
その視点は失われてしまっている。

RX-4101(CD-R)ではそのあたりのニュアンスを聴くことができる。
個人的には、RX-4101の黒光りするような落ち着いた(臨場感のある)雰囲気のある音を好む次第である。
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by furt-orooro | 2007-05-02 23:35 | フルトヴェングラー
ベートーヴェン:「フィデリオ」

フルトヴェングラー
&ウィーン・フィル
1948.8.3
ザルツブルク音楽祭でのライブ

MELODRAM
CDM-25009
(提供 M川様)

第5曲から第8曲までは欠落している。
セリフも省略されている。
レオノーレ第3番も途中欠落。

ジョン・アードイン 「フルトヴェングラー グレイトレコーディングス」では、
 「1953年の演奏と比べると仕上がりが悪く、反応も鈍い。重くゆったりしたフォルテと意図的な歩調が目立っており、時として誇大表現になりかねない危うさもある」
と述べられている。

エアチェックのような何とも心もとない音質であるが、序曲、囚人の合唱、第2幕序曲、
レオノーレ第3番など、紛れもないフルトヴェングラーの表現が刻印されている。

フィルアップに、R.シュトラウスの「4つの最後の歌」が入っており、音は悪いが、この曲がフルトヴェングラーとフラグスタートとフィルハーモニア管弦楽団のために書かれた(特にホルンはデニス・ブレイン?)と思わせるほど、演奏はすばらしい。

「フルトヴェングラー鑑賞記」に演奏評UP。

「フィデリオ」中古CD情報
1.1952.10.12 ライブ KING国内盤帯付 対訳と貴重な解説付
 DU御茶ノ水 5040円
2.1952.10.13- スタジオ録音 東芝初期盤(紙ケース入り) CE28
 ササキレコード 3400円
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by furt-orooro | 2007-05-01 23:31 | フルトヴェングラー