CD鑑賞日誌


by furt-orooro

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b0056240_12215646.jpg(Vn)メニューイン
フルトヴェングラー&ルツェルン音楽祭管弦楽団
1949.8.29-31(EMIは10.7と表記)

当ブログ4月21日の記事の追加訂正。

◇主なCD
1.東芝 TOCE-6066
2.EMI(ELECTROLA) CZS 25 2321 2 (写真)
3.EMI CDH-7 63496 2
4.東芝EMI TOCE 9086/90、ブライトクランク
5.東芝EMI TOCE-3795(特典盤はBCD-0039)、HS-2088
6.TAHRA FURT-1088/9
7.EMI Great Artists of the Century 62822 ARTリマスター

1は未聴。
3はCEDERのリマスターのためモコモコとこもりぎみ。
5はパワフルだが、荒れ気味の単なる音の洪水となっており、デリカシーに不足する。
6と7は音色がなく最悪。
今回の2。MONO表記だが、ブライトクランク。4と同じではない。4は音場が広がる分、音は薄まる。2は、広がりもほどほどで、音は厚く鮮明だ。意外にも大収穫。
現時点での同演ベストCD。

二重協奏曲も、音が鮮明。Vcの音色などすばらしい。同演ベストCD。

EMI(ELECTROLA) CZS 25 2321 2 (写真)
Couplingは、ブラームス交響曲全曲、ハイバリ(1952.1.27表記だが、聴衆ノイズなく、スクラッチノイズがあり盤起しのようで、これは、1949スタジオ録音)、ハンガリー舞曲、ドイツ・レクイエムと、EMIへのブラームス録音全曲。
交響曲第1番は、1947.11.17他表記だが、聴き始めると、ゴホンゴホンと咳が入る。
これは1952.1.27の演奏である。

ヴァイオリン協奏曲、二重協奏曲レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」へ。
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by furt-orooro | 2006-05-30 12:20 | フルトヴェングラー
b0056240_1841536.jpg東芝EMI
TOCE 11074/6
ブライトクランク

ブラームスの交響曲全集+ヴァイオリン協奏曲、
ワーグナー・チャイコフスキー・R.シュトラウス集、
に続くドイツ、エレクトーラ社のブライトクランク。

豊かな音になっている。
ケルビーニの「アナクレオン」序曲はSP盤起しのようで2面目の音が変わるが、山野楽器Varie
「フルトヴェングラー再検証」で渡辺和彦氏が述べているほどは悪くなく、上手く起している。
「皇帝円舞曲」やグルックの序曲も瑞々しい。
「魔弾の射手」序曲は、言うことなし。
収録曲のうち、最もすばらしいのは、シューマンの「マンフレッド」序曲であろう。
ウィーン・フィルの豊穣な響きに支えられ、リズムと流れの良さと、大きなアリア的な「歌」。フルトヴェングラーの魅力が12分に見事に凝縮されている。

「モルダウ」と「前奏曲」が収録されていないのが惜しまれる(タイムは3枚とも60分以内で余裕なのに)。
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by furt-orooro | 2006-05-24 22:00 | フルトヴェングラー
b0056240_15195623.jpgフルトヴェングラー&ウィーン・フィル
1950.1.19-21
ムジークフェラインでのスタジオ録音

東芝EMI CC35-3162

CD用マスターには1楽章に女性混入しているものもあり、ARTリマスターなど一部のCDはそのようになっている。

静謐なるp(楽譜指定はppだが)から強靭なffまで、強弱のコントラストが大きい。
それでも、ウィーン・フィルの柔らかで高貴なサウンドがプラスに作用して、激しさを和らげている。
パッセージの流れるように流麗な受け渡し、1楽章第2主題の清らかな美しさ、2楽章のウィーン・フィルならではの高貴な美しさ、など、このCDでのみ引き立つものも多い。
フルトヴェングラーの同曲演奏のみならず、すべての同曲演奏中、ベストCDとして推薦。

中古市場にはなかなか流通しないのであるが、先週、DU新宿に格安品が1枚あった。

Couplingの「第5」の音も飾り気なく自然で良い。
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by furt-orooro | 2006-05-22 15:10 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラーの同曲演奏は3種類ではなく、正確には4演奏残されている。

1.ウィーン・フィル 1944.10.17
 (当ブログ 2005.5/17,5/25,11/17参照)
2.ベルリン・フィル 1949.3.14 
 ダーレム、ゲマインデハウスでの放送用録音 TESTAMENT
3.ベルリン・フィル 1949.3.15 
 ティタニア・パラストでのライブ (写真)
4.ウィーン・フィル 1954.4.10 (下記参照)
(1949.3.14、15の編集盤もあり)

N響&ミスターSの同曲を聴きながら(土曜日、渋谷は大雨であったのに、3階席はほぼ満席)、やはりホルンは日本のオーケストラではダメかと思いながらも、6月のアルブレヒト&読響はどうかとか、来年6月の尾高&N響(ハース版と明記)にチャレンジかと考えてしまう。

耳直しに、取り出したのは、写真の1949.3.15のライブ(EMI CHS5-66210/2)。
とにかく聴衆の咳が多い。コホ、ゴボ、ゴホンゴホン、ゴボゴボ、よくもこんなに咳ができるものだ。しまいには咳の度に失笑してしまう。
が、演奏はすばらしい。ライブならではの気合が入り、気力が充実。オーケストラの響きは、まさにベルリン・フィル。これも「最高のブル8」の一つ。

1954.4.10の同曲演奏は、「フルトヴェングラー鑑賞記」にUP。
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by furt-orooro | 2006-05-16 17:08 | フルトヴェングラー
b0056240_16231043.jpgフルトヴェングラー&ウィーン・フィル
1954.4.10
ムジークフェラインでのライブ

HUNT CDWFE355

非フルトヴェングラーとされる方もおられる。レコード芸術2004年12月号のディスコグラフィにもそのような注記がある。が、同号内の「作曲家別演奏分析、フルトヴェングラー」で、川崎氏は、フルトヴェングラーの同曲演奏3種類のうち、響きが最も美しいとしている。

このCDは、1989年発売のCD初出。音がSTEREOに匹敵するほど鮮明なもの(思わずSTEREOと思うと、次には背後に混信ノイズと思われるオペラの歌声が聴こえてくる)で、これに比べると、後発のEMBLEMやANDANTEの音が薄く感じられる。
演奏の室内楽的な響きや、ffへのダイナミックな変化をワンクッションおいて避けているような部分は、壮年期のフルトヴェングラーらしくないが、晩年に到達した境地とも理解できる。
2楽章の推進力、3楽章の1949年演奏ほどではない速度の移行はフルトヴェングラーのものと言える。
充実した響きを堪能する。

今週、12日(金)、13日(土)は、
スクロヴァチェフスキ&N響の同曲演奏。
土曜のS・A・Bは売り切れ。盛況のようだ。
土曜日、3階、「貧民席」最上段中央で聴く予定。
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by furt-orooro | 2006-05-11 20:00 | フルトヴェングラー
b0056240_17183919.jpgモーツァルト:ピアノ協奏曲第10番 KV365(2台のピアノのための協奏曲)
1949.2.8
フルトヴェングラー&ウィーン・フィル 
Dagmar.Bella (フルトヴェングラーの娘)
Paul.Badura-Skoda

VENEZIA V-1018

「熱狂の日 音楽祭 モーツァルト」のBS放送で、
ボリス・ベレゾフスキーとエブリン・ベレゾフスキーのペア(親子?)での演奏がオンエア(第1楽章のみ)された。チャーミングな演奏だった。
こちらのベラとスコダとフルトヴェングラー、音は悪いが、独特の伸びやかさと流れの良さで魅惑的。快活な名曲の名演だ。

b0056240_17195836.jpgこちらは、
ピアノ協奏曲第20番
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
ピアノ:イヴォンヌ・ルフェビュール
1954.5.15 ルガノでのライブ
FONIT CETRA CDE-1015

Couplingのヴィースバーデンでの40番共々、音質が良い。
こちらでは、ウーウーという、ルフェビュールのうなり声とされる音まで明瞭に聴き取れる。

レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
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by furt-orooro | 2006-05-08 05:00 | フルトヴェングラー
b0056240_1112100.jpgフルトヴェングラー&ウィーン・フィル
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
1944.12

OTAKEN
TKW-206A

URLP 7095 起し。
俗称「ウラニアの英雄」LPは1楽章のピッチが高いのだが、今回のCD-R、
「2楽章のみ他の楽章に比べピッチが低めに設定してあること」を指摘し、1楽章のみらなず、2楽章、3楽章のピッチも綿密に調整しているとのこと。

丸みのある音になっている。音色は漂白されているようにも感じるが、低域や弱音部の分離はよく鮮明な音だ。
GREENDOOR盤のようなカラフルさ、GRANDSLAM盤のような弱音の増強感はない。

Couplingは、第4番1943年のハイブリッド盤。2枚組で1枚+αの値段でお買い得。

個人的には、「ウラニアの英雄」と言うと最近は、BAYERかPREISERを聴いている。
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by furt-orooro | 2006-05-01 05:00 | フルトヴェングラー