CD鑑賞日誌


by furt-orooro

<   2005年 11月 ( 19 )   > この月の画像一覧

フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
1954.8.30
ザルツブルクでのライブ

KING(SEVENSEAS) KICC-2296

ウィーン・フィルの豊かな響き。巨匠の晩年であるが、 丁寧な彫りの深さと、覇気がある。
特に「第8番」は、ストックホルム・フィルとの演奏に替えて(これはこれで魅力あるのだが)、
レーベルの垣根を越えて、この演奏を、ベートーヴェン交響曲全集に組み込んでくれれば、
全集の完成度はさらにアップしたのではないか(不可能なことではあるが)。

ORFEOその他のレーベルでも聴けるが、同じ1000円代の値段を出すなら、当KING盤の方がリマスター度少なく、音色良好である。

DU新宿の特集で1枚あった。

レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-30 08:10 | フルトヴェングラー

フルトヴェングラー特集

DU(ディスク・ユニオン)新宿店で、
「フルトヴェングラー特集」しています。
(11月30日が、巨匠没日なので)

KING(SEVENSEAS) 1953.9.15の「グレイト」未開封で2625円です。
DISQUE REFRAIN=DELTA=1953.9.15説のものですので、検証用にどうぞ。

小生は、EMBLEM盤との比較予定。
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-29 17:40 | フルトヴェングラー
b0056240_924440.jpgフルトヴェングラー&トリノ・イタリア放送交響楽団
(Vn) デ・ヴィート
1952.3.7,11のライブ

DELTA
DCCA-0018

LP盤起し(?)
デ・ヴィートの独特の境地が魅力的。

KING(SEVENSEAS)国内盤KICC-2299に高値がついているので、万人向けのこのような復刻はありがたい。
もちろんTAHRAの「イタリアのフルトヴェングラー」2枚組や、URANIAなどでも聴くことはできるが、両者とも、ドライな響きになってしまっている。

今回のDELTA盤は、低域の厚みと分離の良さがあり、Vnの音色も損なわれておらず、良好。
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-29 09:22 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ベルリン国立歌劇場管弦楽団
1947.10.3
第2・3幕のみ
ベルリン、アドミナル・パラストでの公演より。

フランス・フルトヴェングラー協会
SWF981/2
(第1幕は紛失らしい)。

フルトヴェングラーの同曲演奏では、フィルハーモニア管(PO)とのスタジオ録音のみが脚光を浴び、当演奏についてはあまり語られてこなかったかも知れない。
が、これは、巨匠の戦後初のオペラ公演でもあり、
「ヒストリカル・リターン」(1947.5.25-27)と同列に扱われるべき名演であろう。

まずオーケストラの響きがPOのように軽くない。 ドイツのオーケストラらしい、重心の低さの内の透明感がある。
トリスタンのズートハウスは、嫌味のないドラマチックさで秀でている。
第2幕の「愛の二重唱」、そしてラストの「愛の死」のオーケストラの透明感と、そこに溶け込む、シュリューター(イゾルデ)の歌唱は見事である。

音質も良好。
PO盤を聴くなら、こちらも是非聴きたい。

入手は、DU茶水 「協会盤特集」で在庫あり。か、タワレコ。
仏協会経由ならリーズナブル。

レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-28 08:30 | フルトヴェングラー
b0056240_1374655.jpgフルトヴェングラー&北西ドイツ放送交響楽団
(北ドイツ放響、NDR)
1951.5.27 ハンブルク、
ムジークハレでのライブ

この演奏を巨匠の同曲演奏のベストに推す方もおられる。
確かに、全編丁寧に演奏され、構築力は見事である。

1.フランス・フルトヴェングラー協会
SWF-811

b0056240_13111730.jpg2.RVC R32C-1092

CDでは他に、
3.TAHRA
4.TAHRA リマスター盤
5.EMI(NDR)盤
がある。
3はステレオプレゼンス、残響付加。音の再現性は良いが、不自然さがある。
4.5は、音はあれども音色はなく、そうでなくてもドライな響きであるのに、リマスターでドライさが増し、聴くに耐えない。

1.2はともに、臨場感と潤いある音色が残され、これでこそ演奏の真価がわかる。
1楽章序奏部のVcとDB(1:28-)、2楽章冒頭のDB(0:25-)、
1は広がる空間と音色があり、2は広がりはないが密度の濃い音色がある。

1はタワー渋谷で5000円。中古では見かけない。仏協会経由での入手になる。
2は廃盤。ササキレコードに7000円?であったが売れてしまった。
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-24 13:00 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル

ISLANDPROS
RX4101(CD-R)

DGG(Deutsche Grammophon Gesellschaft)のオリジナル・フラットLP(LPM18724)起し。

黒光りのするような「良い音」である。
当演奏に関しては、若干のピッチの問題があり、
ピッチの低い、仏協会盤で聴くと、穏やかな落ち着きと美しさが際立つ。
当盤で聴くと、迫力と重量感が引き立つ。音質面による会場の自然な空気感も良い。

レビュー及び「ピッチ」に関しては、「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-22 11:19 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&バイロイト祝祭管弦楽団

Maestro Edition MR2201 Version EX2 (CD-R)

「初期CD規格「1.4m/s」で音楽信号記録のため、2枚組。
ドイツELECTROLAのLP(WALP1286/87)から転写。

自然体の良い音である。LPノイズはOTAKENやMYTHOSより少ない。
第3楽章、第2主題のDBのピチカートを聴き比べてみると、
OTAKEN盤ではボゾボゾし、MYTHOSでは非常に強調された音になるのに対し、
当盤では、「最適の音と音色」になっている。

「フルトヴェングラー鑑賞記」にUPしてある15種類の盤の中で、
「美しい」と感じた(OTAKEN)り、「凄い」(MYTHOS)と思ったことはあるが、
何も足さず何も引かず、過不足なく、そのままの「良い音」だと感じたのは、これが初である。

もちろん、これらは、個人的な聴感と印象であり、優劣や是非をつけているのではありません。
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-21 11:32 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1944.3.20,22
国立歌劇場での定期演奏会ライブ
(フィルハーモニーは連合軍の空爆で焼失)

アメリカ・フルトヴェングラー協会
WFSA-2001
日本コロンビア(DENON)製。

この日の演奏については、
PALETTE盤(当ブログ2005/1/7)、
DELTA盤(同 2/25)、
で取り上げてきた。

OPUS蔵 OPK 7001の解説、
「フルトヴェングラーの戦時録音」で、末廣輝男氏は当CDについて、
「デジタルコピーはあまりうまくいっていなくて、全体に痩せて臨場感の薄れた、魅力に乏しい音である」と述べている。
テープ音源なりの良さはあり、MELODIYAのようなエコー感はなく聴きやすい。
だが、当演奏の音質では、
1.DELTA、2.PALETTE、3.OPUS蔵の次になるだろうか(個人的な評価です)。

当CDは、安藤楽器で新品2500円、ササキレコードでは5000円で置かれている
(1階レジ、会長さんの席の後ろの棚の中、ここには高額品が陳列されている-
ブラームス1番北西ドイツ(RVC)7000円、ストックホルムの第9アメリカ協会5000円、ルツェルンの第9KING3500円、パリの「第5」KING3500円、MELODIYA未開封帯付各種3000円、1952.12.8の「英雄」KING、
etc)。

レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-18 15:10 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
1944.10.17
ムジークフェラインでのマグネトフォン・コンサート(聴衆なし放送用録音)

DG
POCG-2346

ムジークフェラインに響く美しきハーモニー。
下記、第5番同様の、偉大なる演奏。

フランス・フルトヴェングラー協会会長、Philippe Leduc氏は、
「クリティカルディスコグラフィー」で次のように述べている。
(日本フルトヴェングラー協会会報2005年7月掲載)
「この曲の1番美しい演奏(1944年)はDGから発行されている。これはマグネトフォンコンサートという聴衆不在の放送用録音である。ターラは、よりダイナミックなコントラストを浮き彫りにしたより良いリマスターでの盤を発行した(FURT1084-87)。」

・主なCDは、
①東芝CE-28 : 未聴
②DG (写真) : ③よりノイズ大きいが、音像も大きい。
③DG (ORIGINAL MASTERS)
④TAHRA FURT1084-87 : TAHRAとすれば良好。4枚組ものなのが難点。
⑤ドイツ・フルトヴェングラー協会 : 恐らく④よりノイズリダクションなどが強い。

②④推薦。

・どれで聴くとしても、ピーター・ピリー氏が述べている、次の言葉に留意すべきである。
「(3楽章について)この音楽と演奏双方の持つ荘厳さを感得できない人は、よほど鈍い人間というべきだろう。」

レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」より。

 
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-17 12:50 | フルトヴェングラー
b0056240_9435777.jpgフルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1942.10.25,28表記
フィルハーモニーでのライブ。

日本コロンビア(DENON)製
35C37 7297

当CDは1984年、没後30周年記念シリーズでの発売。CD初出盤。
それから20余年、この真に偉大なる演奏を形容する表現は、ピーター・ピリーなどごく一部の理解者からしか聞かれてこなかったのではなかろうか。

同曲演奏史を語る際には、クナッパーツブッシュ&VPOから始まり、シューリヒト、ヨッフム、クレンペラー、ケルン時代のヴァント、カラヤン etc となる流れが多勢である。
しかし、この1942年の偉大なる演奏を除外してはならない。同曲演奏史を語る際に、避けては通れない名演である。

CDでは、入手しやすさと音質からすると、
1.MELODIYA(まだ流通している、見かけたらゲットすべし)
2.OPUS蔵
3.当CD(流通量稀少)
4.DG(一般流通品)

レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
[PR]
by furt-orooro | 2005-11-15 08:50 | フルトヴェングラー