CD鑑賞日誌


by furt-orooro

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フルトヴェングラー&フィルハーモニア管弦楽団
ヴァイオリン:メニューイン
1953.9.12,13 スタジオ録音

東芝EMI
TOCE-6072

レビューUPのリクエストをいただいた演奏である。
オーケストラの響きが薄いとか、メニューインの技術が足りないなどとも言われるが、
バルトーク流金管・パーカッションとVnソロの競演を、緩急強弱の大きなメリハリのもとで音にしており、魅力的。

ISLANDPROS、SD-1201のLP起しで聴いてみたいものだ。

レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
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by furt-orooro | 2005-09-30 17:19 | フルトヴェングラー
b0056240_915772.jpgフルトヴェングラー&ウィーン・フィル

ワーグナー:
「ローエングリン」第1幕への前奏曲 1954年3月
「タンホイザー」序曲 1952年12月
リスト : 交響詩「前奏曲」 1954年3月

ISLANDPROS
SD1310(CD-R)
日本「ANGEL RECORD」 HA1053からの盤起し。

一般的には英ALP1220の評価が高いのだろうか。
MYTHOSは、ALP1220起しである。
ディスク・ユニオン7月のカレンダーはこのLPの表紙(写真)で、俄然注意を惹きつけるものだった。
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MYTHOSを購入するつもりだったが、プロフェッショナルな方から、ISLANDPROSを勧められた。
次のように述べておられる。
「音の広がりだとか、透明感だとか繊細さだとか上辺だけしか捉えられない、現代のスピーカー、あるいはそういう人達にとっては、英盤の独擅場になるのでしょうが、フルトヴェングラーの弱音の微妙な音響の内面的な美しさは、日本盤の方が上です。
理由の一つは次のようです。日本フラット盤の第1面のスタンパーは3Nですが、英フラット盤の第1面のスタンパーは2Nです。3Nの方が溝の振幅が大きく切ってあるので、繊細感が優れているわけです。英盤の3Nは、グルーブガード付ですから、論外の音質です(音が悪いという意味ではありません、音が薄いのです)。
しかし、ISLANDPROSの日盤ローエングリンを(現在の)スピーカーで再生しても全く良くないのです。現代のスピーカーとはそういうもののようです。ところが、1958年製の(レコード当時の)タンノイのスピーカーで再生するならば、英盤よりも日盤の音質の方が感動が奥深いと感じられます。
英盤を聴いていると、壮大なスケール感で、ああ美しいなあと感激するのですが、
日盤を聴いていると、弱音の音色の優しさに涙がでそうになります。
故あらえびす氏が、フルトヴェングラーの運命のSPをクレデンザで聴いて、
「運命を聴いて涙が流せるのはフルトヴェングラーだけである。」と記しています
が、そういうことのようです。(あらえびすの時代は、日本ではフルトヴェングラーはまだ無名だったのにこのように述べているのは驚きです。)
初期LPやSP盤を当時の再生機器で聴いている人達のほぼ全員が、フルトヴェング
ラーの真の良さは弱音の物寂しい音色にあるといいます。」

確かに、ソフトで清楚な響きである。「タンホイザー」は低域の不足も感じるが、とにかく、楽器が重ならず、分離が良いので、主旋律の背後の細かな動きまで明瞭である。

問い合わせ。
MYTHOS盤は、駿河台下交差点際「ザッツ」に在庫あり。
ISLANDPROS盤は、「新世界レコード」に。

レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
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by furt-orooro | 2005-09-29 09:21 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル

KING(SEVENSEAS) KICC-2294(1980)
「パリのフルトヴェングラー」

ウェーバー:「オイリアンテ」序曲
シューベルト:「未完成」
ベートーヴェン:交響曲第5番 「ジー、ガー」とのノイズが持続するが音は厚い。

演奏はどれも、威力が漲り、優雅で上品上質。オーケストラも名人芸も披露する。

◇CD比較
1. KING(SEVENSEAS)
2. TAHRA
3. フランス協会 未聴

音の厚みと楽器の音色と潤い感は断然1である。但し、広がり、楽器間の分離、臨場感は2。
2で聴かれているなら、1も聴きたい。1の音質はもっと高く評価されて良い。
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by furt-orooro | 2005-09-28 09:17 | フルトヴェングラー
b0056240_941734.jpgフルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1941.2.2-4

DELTA
DCCA 0013-14

当時のアマチュアマンがエアチェックしたもので、断片のみ残っている。
第2楽章は、17:24のタイムがある。
ここに聴くヴァイオリンの麗しき高音、チェロの甘美な音色、涙をさそうような感動的な音色とフレーズの数々。思わずタイムスリップして、その方と同じように、ディスクをとっかえひっかえしながら、このライブに聴き惚れることになる。

カップリングは、1952.12.15、ヘッセン放送交響楽団との、
自作、交響曲第2番。オーケストラはBPO並みのアンサンブルで、精緻な指揮によく反応し音化している。

どちらもこれまではプライベート盤でしか聴けなかったようなものである。
今回のDELTAの復刻で、日の目を見るようになった。
そうした意味において、DELTAの良い仕事に敬意を表したい。

*レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
フルトヴェングラー:交響曲第2番は後日加筆もあり。
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by furt-orooro | 2005-09-27 09:51 | フルトヴェングラー
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フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
ティタニア・パラストでのライブ。

DELTA
DCCA-0016

Disques Refrain盤のサーというノイズの持続はほとんど気にならない。他のノイズも小さい。HMVやTOWERの商品説明では、コンプレッサーはかけていないということだ。
ライブならではの演奏を堪能できる。お薦め。

レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」、「更新履歴」より。
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by furt-orooro | 2005-09-26 09:45 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
ティタニア・パラストでのライブ

DELTA
DCCA-0016

フルトヴェングラーの6種類ある同曲演奏の内、これまではプライベート盤や、Disques Refrain盤でしか聴けなかった、幻の(?)名演である。

翌年のDGへのスタジオ録音も「天下の名演」であるが、そちらは、スタジオ録音というそれなりに着飾った端正な演奏と言えるかもしれない。
それに対して、こちらはライブ。ライブならではの熱気、自在で自然なテンポの推移、そして何よりもスタジオ録音で安全運転である金管群が、伸びやかに逞しく演奏されており、魅力十分。
この演奏が日の目を見るようになったのはうれしいことだ。

Disques Refrain盤でのレビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」 にUP済み。
当DELTA盤は、連休中に堪能し、UP予定。
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by furt-orooro | 2005-09-22 15:30 | フルトヴェングラー
フルトヴェングラー&ベルリンフィル
ティタニア・パラストでのライブ
ベートーヴェン:交響曲第5番、第6番「田園」

◇「第5番」 各CD比較
1.CETRA CDE-1014 (写真)
  国内盤 K33Y-193
 「フルトヴェングラー劇場」によると、両者は同一。
 「完全ディスコグラフィ」では、「第1楽章だけは1947.5.27の録音を収録」とのこと。

2.KICC-7091(部分的に1947.5.27の録音を使用),
3.SEVENSEAS  KICC-2293 オークションで12600円
4.TAHRA FURT-1016  DUで1050円
5.MUSIC&ARTS CD789 DUで840円
6.ドイツ・フルトヴェングラー協会 TMK-008080(2CD) 
 タワレコで10000円、フランス協会やフルトヴェングラー・センター経由で入手も可能。

5.27の演奏とはまた別の感慨深い感激の演奏。
今回1を聴いた。軽度の擬似ステでエコーあり。1楽章は5.27の演奏ということだが、「運命動機」2回目冒頭のフライングは修正されている。3-4楽章はエコーがなくなり、音質が変わるのはなぜだろう。
6と比べると、3-4楽章の聴衆の咳は同じ。 潤い感と厚みは1、分離の良さは6が良い。
6はピッチを修正しているのではないだろうか。臨場感満点、明るい響きで聴きやすいが、迫力は1に劣る。
4、5は、ノイズリダクションが強く、音色がなくなっているので、1、6で聴きたい。
2は未聴。
3は音と音色に厚みがあり好ましいが、分離は悪い。

★1or3が良い。

レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
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by furt-orooro | 2005-09-20 11:49 | フルトヴェングラー
「ジュリーニの芸術」で1枚1200円で再発されている。
CSOとの名盤のマーラー9番、LAPOとのベートーヴェン「第5番」、ブラームス「第2番」など、LP当時のオリジナルジャケット写真なのが魅力的。

LP発売時は、ベートーヴェン「第5番」は1曲のみ、シューマン「ライン」は「マンフレッド」序曲とカップリングだった(写真のデザイン)。
CD輸入盤では、ベートーヴェン「第5番」とシューマン「ライン」のカップリングとなり、今回もそのままである。
せめて、DELTAのコンプリートVOXのようにオリジナルジャケット写真を2枚付けてくれるなら、良かったか(そんなセンスないか)。

「ライン」は、ジュリーニ&LAPOのベスト。
ブラームスのようにVPOと正規録音しなかった(ライブはある)のが幸いしていると思われる(ブラームスはLAPOとVPOのアンサンブルを比べて云々されるので)。

所有CDは、ドヴォルザーク「第8番」とのカップリング。

レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」の「更新履歴」、または、
「ジュリーニ・ワールド」へ。
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by furt-orooro | 2005-09-16 17:27 | ジュリーニ
b0056240_16132714.jpgハイドン
1.交響曲第88番「V字」 トリノ・イタリア放送交響楽団 1952.3.3
2. 同  第94番「驚愕」 VPO 1950.6.25 ストックホルム・ライブ
3. 同  第104番「ロンドン」 テアトロ・コロン管弦楽団 1950.4.14

DELTA
DCCA-0015

dynamidenさんがお貸しくださった。

1.VPO並みの麗しい弦楽器群。4楽章の猛烈な速さの下で弾き切る様は圧巻。
2.MUSIC&ARTS盤のようにドライではなく、潤い感があり、好復刻。スタジオ録音以上にVPOを堪能できる。
3.DISQUES REFRAIN(DR)盤以上に聴きやすい。
DR盤は低域の音色を削いでおり、音はあるが、音色はダイソーCDの類のようになっている。
今回のDELTA盤は、 低域のソフトな音色が明瞭で、高低がしっかりしている。
エーリッピ・クライバーの薫陶を受けた弦楽器群の厚み。それを生かしきるフルトヴェングラーのオーケストラ・ドライブ。

1ヶ月遅れですが、好復刻で、これは買いです。

レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」より。

今月末にはDELTAから、
幻の(?)(DISQUES REFRAIN廃盤)1950.6.18のシューベルト「ザ・グレイト」が出る。
DISQUES REFRAIN盤以上の音質が期待できる。

*DISQUES REFRAIN廃盤となっていますが、イディア・クラシックには1枚入庫しています。
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by furt-orooro | 2005-09-14 16:25 | フルトヴェングラー
1.フルトヴェングラー&BPO 1945.1.23 4楽章のみ 
   DISQUES REFRAINまたは、フランス・フルトヴェングラー協会
 フルトヴェングラーの戦中ベルリン最後のコンサート。モーツァルト40番の途中で空爆、停電、中断という極限状態下における、奇跡的に密度の濃いアンサンブル。
終演後、拍手が、最初、一人の人のパチパチ、それが大きな波になっていく。当日にタイムスリップする。
2.フルトヴェングラー&BPO 1952.2.10 (ISLANDPROS)RX
3.フルトヴェングラー&VPO 1947.11 TESTMENT
4.フルトヴェングラー&VPO 1952.1.27 EMI
5.バルビローリ&VPO
6.ボールト&LPO
7.ジュリーニ&BPO ライブ HALLO スタイルはVPOと同じ。BPOのアンサンブルが見事。
8.フルトヴェングラー&BPO 1953.5.18
9.フルトヴェングラー&ACO 1950.7.13
10.フルトヴェングラー&ルツェルン音楽祭管 1947.8.27

(フルトヴェングラー&VPO 1947.8.13 ザルツブルク・ライブ DISQUES REFRAINは未聴。イディア・クラシックに1枚入庫あり。4000円。)

・カラヤン&BPO 1987 オーケストラ美学の頂点。○
・ケンペ&ミュンヘン・フィル:木管中心で室内楽的。×
・チェリビダッケ&シュッットガルト:独特のアーテュキュレーションで新鮮だが、オーケストラのアンサンブル崩壊。×
・チェリビダッケ&ミュンヘン・フィル:こちらの方が良い。○
・ジュリーニ&LAPO:アンサンブルに限界あり。×
・ジュリーニ&VPO:重厚流麗で堪能できる。◎
・モントゥー&ACO:ギヤチェンジが急で流れを損なう。△
・クーベリック&BRSO:Vn両翼配置の良さはあるが、ライブゆえ粗い。×
・ベイヌム&ACO:滋味深い響き、ブラームス的。◎
・ハイティンク&ボストン響:渋い。カラー不足。×
・小澤&サイトウ・キネン:技量と流れの良さはわかるが、彫の深さに不足。×
・ヨッフム&BPO:ベームよりもバランスよい。◎
・ヨッフム&LPO:渋い音色も音質で損をしている。△
・ザンデルリンク&SKD:オーソドックスな名演。○
・ザンデルリンク&ベルリン響:最遅。渋すぎ。△
・ベーム&BPO:峻厳さ、剛毅さと美しさで主張あり。厳しすぎか。△
・ベーム&VPO:VPOの良さで、丸みを帯びる。○
・ケルテス&VPO:ケルテス流のオーケストラ・ドライブで魅力的。◎
・バーンスタイン&VPO:ドラマチック。△
・アーノンクール&BPO:化粧を落として斬新もフレーズ窒息気味。×
・アバド&BPO:一つの規範演奏だが安全運転。○
・シューリヒト&スイス・ロマンド:フルトヴェングラー以上の推進力もオケ薄手。×
・ミュンシュ&パリ管:1回勝負で聴くべし。○
・クレンペラー&PO:重厚だが、メリハリなし。×
・セル&クリーブランド:室内楽的と緩急が急。△
・ショルティ&CSO:強弱のメリハリ大。剛毅も窮屈。△
・ワルター&コロンビア:構成美と歌謡性で○。
・ヴァント&NDR:オーケストラ崩壊。×
・トスカニーニ&NBC:洗練されたアメリカ流。△

◇音楽之友社「リーダーズチョイス」による集計
数字は当初集計合計195票の内の票数
1.ミュンシュ&パリ管(1968) 18
2.カラヤン&BPO(1987) 16
3.ベーム&BPO(1959) 15
4.バーンスタイン&VPO(1981) 12
5.フルトヴェングラー&BPO(1952) 11
6.ベーム&VPO(1978)11
7.小澤&サイトウ・キネン 9
8.アバド&BPO(1990) 8
8.ワルター&コロンビア(1959)8
10.ジュリーニ&VPO(1991) 7
11.ジュリーニ&LAPO(1981) 6
11.フルトヴェングラー&VPO(1952) 6
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by furt-orooro | 2005-09-13 15:31 | 同曲異演集