CD鑑賞日誌


by furt-orooro

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トスカニーニ&NBC交響楽団
1940.5.6 カーネギーホールでのライブ

NAXOS 8.110805-6

12:25 8:38 4:25 16:20

Ⅰ.序奏、 音符が一つ一つしっかり奏でられ(音になり)、その上での流れの良さ。
提示部結尾、5:16-、「運命動機」の強靭鋭利なアタッカ。
「タタタタ」という動機が強調されている。
Ⅱ.麗しいVnの高音と、まろやかな低弦。
2:25位、他、所々、トスカニーニも歌っているのでは(声が聴こえる)。
Vnソロは楽譜通りで、各フレーズ終わりに休止が入り、最後の音を伸ばしていない
(尻切れトンボのような印象になる)。
Ⅲ.フレーズは短く、リズムは浅い。
Ⅳ.序奏、弱→強→弱の変化が、楽譜通りであろうが、平面的で小さい。
コラール、ホルン、トロンボーンと深みのある音。フレーズが短いためか、奥行きに不足する。
第1主題、遅い。ジュリーニ並の遅さ。
主題終結部は、トスカニーニ流アッチェレランドで追い込む。
結部のコラール、408-410小節、Tiのトレモロ追加。
コーダのTiの凄まじさ。
トスカニーニならではのパフォーマンス。

熱狂的な拍手喝采あり。

◇トスカニーニについて。
中学生の頃、フルトヴェングラーより前に、トスカニーニの「英雄」、「第5」、「未完成」、
廉価盤LPで愛聴していました。その後、空白。
CD廉価盤時代になり、RCAのシリーズを購入したところ、余りに粗末な、おもちゃの音楽隊のような音になってしまい、それから遠ざかっていました。
今回、壁男さんの掲示板で話題になった、当演奏を、dynamidenさんから拝借させていただきました。
音符の一つ一つをしっかりと音にしていく真摯な演奏。
ただ、奥行きや彫の深さに不足するかも知れません。

最近聴いた、フルトヴェングラー&ルツェルンの同曲演奏と比べてもそうです。
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by furt-orooro | 2005-07-25 09:35 | 他の指揮者

ワルターの「田園」

ベートーヴェン:「田園」
ワルター&コロンビア交響楽団
1958.1.13、15、17

BRUKABE
BRCD (CDR)番号なし

日本コロンビア OS194の盤起し。

BRUKABE CDRは概して自然な音質で、音質良い。
但し、プライベートな非売品。

これも、潤いある音が豊かに響いてくる。
VcやDBが1本にきれいにまとまっているのであるが、音質がクリアな分、
奏者数が少ないのも明らかになるようだ。
左右の高低は分離良く、センターに木管群が美しく入る。
但し、金管が遠く、音が小さい。特に5楽章冒頭のホルンのテーマなど、ほとんど聴こえない。

シャープな表現でありながら、その部分のみが強調されて、そのように感じさせないところが、ワルターの偉大な演奏の所以ではないだろうか。
歌うべきところは、強烈なレガートでないながら、音を一つ一つ、しっかりと歌わせて、流れを損なうことがない。
歌心と、鋭角鋭敏な表現のバランスが良い。
各フレーズの「入り」の繊細さ、神妙さは不足する。

木管群も音量、音色豊かで、歌い回しも良い。
2楽章結部の、鳥のさえずりは、フルトヴェングラー&VPO TOCE7530-4に聴くところの、
精美深遠さには及ばない。
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by furt-orooro | 2005-07-04 09:45 | 他の指揮者