CD鑑賞日誌


by furt-orooro

ブラームス:交響曲全集 NUOVA ELA

b0056240_12563785.jpgフルトヴェングラー
ブラームス:交響曲全集

NUOVA ELA
013.6332/34 (1988)

Sym.1. 北ドイツ放送響
  1951.5.27 ハンブルク
 巨匠の同曲演奏中の構築力造形力ナンバーワン。
手兵ではなく、タクトを明確に振っているのがわかるようである。

Sym.2. ウィーン・フィル
  1945.1.28 ムジークフェライン
 戦時ウィーンでのラストコンサート。この後ゲシュタポの目を逃れてスイスへ。
 美しいフレーズの絶品なる美しさ。ff部とアッチェレランドの大迫力。

Sym.3. ベルリン・フィル
  1954.5.14 トリノ
 名演である。巨匠の同曲演奏中、最も穏やかで気品がある。
第2、3楽章のアリアのような歌を聴こう。

Sym.4. ウィーン・フィル 
  1950.8.15 ザルツブルク
 ウィーン・フィルの豊潤美麗な弦楽器群による大きな歌。

音質比較
Sym.1.
 ステレオ・プレゼンス。広がりがあり高低の分離は良い。
音はRVC盤に比べると解像度が劣り、デベットしている。(RVC盤は最高の音である。)

Sym.2.
 高域の伸びは逸品。高音はより高く、低域はより低く、高低の分離も明瞭。
DG盤(旧盤)がVn、Vcがカサカサするのに対し、潤いと煌きがあり、音の再現性が良い。
同演異盤の中ではベスト。

Sym.3.
 TAHRA盤よりも音に音色と潤いがある。

Sym.4.
 同じくORFEO盤よりも、音色が豊かにある。「音が悪い演奏」と評価され、確かにこの全集中では最も劣るが、これだけの音でウィーン・フィルとのブラ4が聴けるのはうれしいことである。
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by furt-orooro | 2007-07-24 12:55 | フルトヴェングラー