ベートーヴェン:交響曲第7番 1943.10.31
2007年 06月 05日
1943.10.31 表記
フランス・フルトヴェングラー協会
SWF-941R
SWF-941
「クラシックCDの名盤」で、中野雄先生が、
「異常な緊迫は、聴くものすべてを感動させずにはおかない」
と述べている、類稀なる名演。
音質については、良くも悪くも、リマスターによって、これほど異なるかという見本のようなものである。
SWF-941は、音に厚みと膨らみがある。当時のTAHRA FURT-1008/11ほどではないが残響を付加しているのだろうか。
SWF-941Rは、Charles EddiとSami Habraのリマスターで、力関係では、前者>後者ということだろうか。その後のフランス協会物(ブルックナー9番、7番、最近のブラームス)と比較しても、音が細く痩せている。確かに聴き栄えはするが、「異常な緊迫」は薄まってしまった。
SWF-941を評価される方の方が多いようである。
ピアノ協奏曲第4番のSWF-941とSWF-941Rの音質差については、
こちら。