CD鑑賞日誌


by furt-orooro

ベートーヴェン:交響曲第5番 1937

フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1937.10.8,11.3
HMVによりSP録音(セッション録音)

東芝EMI
TOCE-6055

かつては、「フルトヴェングラーの『第5』」というと、この演奏を指したようだ。
テンポの揺らぎは最小限(というか、ほとんどなく)で、構成美、造形美に裏打ちされた名演。
諸井誠氏は、 「フルトヴェングラーの『運命』」で、
「全体に古典的格調が高度に保持された好演である」
と述べている。

この東芝 初期盤は、1937年の録音とは思えない、鮮度の良さで、オーケストラの色彩感ある音色を再現している。第3楽章コーダの第4楽章へのブリッジ部や、第4楽章のVnの高音の色艶の良さなど、他のCDでは味わえないものである。

同演異盤
1.BIDDULPH 英国向けの暗めの音
2.東芝EMI ☆
3.TAHRA ノイズリダクションが強く、漂白化。
4.新星堂 柔らかな音色と抜群の色彩感、但しノイズが盛大
5.OPUS蔵 パワフルだが、色艶は不足
6.NAXOS 1より明るい音色で改善されているが、リマスターのマーク・オバート・ソーンの音。

「フルトヴェングラー鑑賞記」に演奏評とCDレビュー追加。

なお、TOCE-6055のCouplingは、
メニューインとの、
ベートーヴェン 「ロマンス」であるが、この音も、これがベスト。
こちらについては次回。
[PR]
by furt-orooro | 2007-01-27 20:30 | フルトヴェングラー