CD鑑賞日誌


by furt-orooro

シューベルト:「ザ・グレイト」 1953.9.15 SUITE盤

フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1953.9.15

SUITE
CDS 1-6005

教えていただかないとわからないことは多い。
このCD、神保町界隈で何度が見かけていたが、時間表記はなく、1953.9.10と誤記されていていつの演奏かわからないし、何とも頼りないデザインだし、その割りに値段は高いし、パスしていたのだが、
Mさんが、「SUITEはLAUDIS原盤」と教えてくださった。ユニオン吉祥寺で発見し、裏面をよく見ると、小さく「Laudis」と明記されている。吉祥寺クーポンで200円引きだし(但し1000円以上の場合)ということで購入。

第2楽章1’00での「ゴホン」という咳から、この日の演奏であるとわかる。
音質は、もしかして、RVC盤以上に良いかもしれない。

この演奏は1951.11のDGスタジオ(セッション)録音とは別の
ライブならではの覇気と生命感、躍動感があり、各楽器も大らかに端整に鳴りきっており、すばらしいと思う。
フルトヴェングラーの同曲演奏で上記スタジオ録音しか聴いていないのであれば、片手落ちであるだろう。是非ともセットで聴いていただきたい演奏である。

しかし音質良く入手しやすいCDがない。
Mさんは、
「TAHRAの「フルトヴェングラー讃」(FURT 1008-11)に収録されたものは、
「未完成」とカップリングされた1枚ものとは別マスターのようで、初期のTAHRAに共通の若干のステレオ・プレゼンス付ですが、高音部のカサつきがなくよい印象を持ちました」
と述べてくださったが、これも廃盤だしセット物だしで入手難。

同演異盤CD選択肢は、入手性を考慮すると以下のようになるだろう。
1.RVCかSUITEを探す(SUITEはともかく、RVCはほとんど流通していない?)。
2.EMBLEM E-F4002 を探す(あれば700円程度)。
3.TAHRA FURT1008-11 を探す。
4.DELTA(DCCA-0016 1950.6.17-19表記) エアチェック音で心もとないが入手しやすい。

RVCそのものの再発か、
DELTAにRVC LPからの復刻を希望したいところである。

RVC盤レビューは、7/18 参照。
同演異盤CD評と当盤レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
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by furt-orooro | 2006-08-22 05:30 | フルトヴェングラー