CD鑑賞日誌


by furt-orooro

ブルックナー:交響曲第8番 1954.4.10

b0056240_16231043.jpgフルトヴェングラー&ウィーン・フィル
1954.4.10
ムジークフェラインでのライブ

HUNT CDWFE355

非フルトヴェングラーとされる方もおられる。レコード芸術2004年12月号のディスコグラフィにもそのような注記がある。が、同号内の「作曲家別演奏分析、フルトヴェングラー」で、川崎氏は、フルトヴェングラーの同曲演奏3種類のうち、響きが最も美しいとしている。

このCDは、1989年発売のCD初出。音がSTEREOに匹敵するほど鮮明なもの(思わずSTEREOと思うと、次には背後に混信ノイズと思われるオペラの歌声が聴こえてくる)で、これに比べると、後発のEMBLEMやANDANTEの音が薄く感じられる。
演奏の室内楽的な響きや、ffへのダイナミックな変化をワンクッションおいて避けているような部分は、壮年期のフルトヴェングラーらしくないが、晩年に到達した境地とも理解できる。
2楽章の推進力、3楽章の1949年演奏ほどではない速度の移行はフルトヴェングラーのものと言える。
充実した響きを堪能する。

今週、12日(金)、13日(土)は、
スクロヴァチェフスキ&N響の同曲演奏。
土曜のS・A・Bは売り切れ。盛況のようだ。
土曜日、3階、「貧民席」最上段中央で聴く予定。
[PR]
by furt-orooro | 2006-05-11 20:00 | フルトヴェングラー