CD鑑賞日誌


by furt-orooro

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 庄司紗矢香

庄司紗矢香
チョン・ミュンフン
フランス国立放送フィル
ユニバーサル(DG) UCCG-1273

ブログで取り上げている、フルトヴェングラー、バルビローリ、モントゥー、ジュリーニ以外のCDを、しかも新譜で買うなどというのは極めて稀なことである。

このヴァイオリニストは別格である。
1.豊かな音量。(決して大きいだけということではない)
最近の日本人女性奏者の1.5倍の音が出ているという人もおられる。
録音の関係だけではなく、エアチェックで聴いた時(昨年のNHK音楽祭のブラームス、東京フィルとのチャイコフスキー、後者は今回のCDよりも豊かでふくよかな音で感動的であった)もそう感じる。
2.確かな技巧+技巧を技巧と感じさせない音楽性の豊かさ。
技巧だけで訴えようとする奏者が多い中、確かな技を持ちながら、決してテクニシャンと感じさせない。テクニックに裏打ちされた「音」と「音色」で勝負できる稀な人材。
この曲の1、3楽章カデンツァが好例。

DGが数多いヴァイオリニストの中から、庄司女史と専属契約を結んだ理由もうなずける。

全編、緩やかなテンポの中、豊かな「音」と「音色」で、丁寧に構築して行く。それでいて流れを損なわない。
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by furt-orooro | 2006-04-01 00:00 | 日記