CD鑑賞日誌


by furt-orooro

ベートーヴェン:「合唱」 1942.3.22-24

フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1942.3.22-24
フィルハーモニーでのライブ

GREENDOOR
GDCL-0016

同演異盤では、
1.返還テープ系:HISTORY、ダイソー、MELODIYA etc
2.新テープ系:TAHRA etc
3.盤起し系:VENEZIA、SERENADE、DREAMLIFE OPUS蔵 etc
4.盤起し+手作業ノイズ除去:DELTA
5.盤起し+α : MYTHOS
と、群雄割拠の中に飛び込んで来た1枚。

桧山浩介氏の解説によると、
「1)第1楽章冒頭の極端なレベル変動の修正、
2)第4楽章冒頭についても同様の修正、
3)第3楽章冒頭の音とびの修正、
4)コンプレッサー処理の結果生じている全体にわたるダイナミックレンジ幅の補正、」
以上4点に配慮が払われているとのこと。
そして、
「おそらく20種類は優に超えるであろう大戦中の「第九」の復刻CDのなかで、このCDはこれらの条件がもっとも理想的な形で仕上がったものとして高く評価したい。」
と結んでおられる。

確かに、上記4点にこだわった音作りがなされており、
適度な高域と自然な厚みの低域を聴くことができる。

但し、DELTA盤、及び、プライベートにCD-RにしていただいたMELODIYA LP初期盤と比べると、
第3楽章、第2主題のDB、
第4楽章、「歓喜」のテーマのVc・DB、及び、Va・Vcの際のDBの対旋律、
など、低域の厚みはあるが、増幅されているようで、分離は良くない。
DELTAや、MELODIYA LPでは、DBの分離がよく、自然な厚みで美しく響くのである。

単なる盤起しではななく、盤起し+上記4点の修正が図られている点での価値は大きい。 
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by furt-orooro | 2005-12-12 12:00 | フルトヴェングラー