CD鑑賞日誌


by furt-orooro

東芝EMI TOCE 9364-8 レビュー1

東芝EMI
TOCE 9364-8
独エレクトーラ社製作のブライトクランク。
日本のみの発売。

チャイコフスキー:交響曲第4番&「悲愴」
R.シュトラウス:「ティル」、「ドン・ファン」、「死と変容」
ワーグナー:管弦楽曲集

山野楽器情報誌Varie2005年8月号で、
渡辺和彦氏は、
チャイコフスキー「悲愴」について、以下のように述べている。
「東芝EMIのモノラル盤(TOCE-3800 2000年12月発売)は、シッカリした音だが高音がキンキンするし、それにピッチも許容範囲内ながら全体的に心持ち高め。
現時点では、世界的に東芝EMIだけが発売した独エレクトーラ社製作によるブライトクランク処理の盤(TOCE9364-8。1997年2月発売5枚組セットの中の1枚)がセカンドベスト。
これは、ピッチが正しく、高音にピークもなく、演奏の感動が最も素直に伝わる。
「擬似ステレオ」というよくある非難も、この方式には失礼だ。」

このブライトクランクは全体に大成功例。
広がるだけで音がスカスカになることや、ベートーヴェンの交響曲などのように音の厚みのみが逞しくなるということもない。

音の密度はそのままで、適度に広がり、音色の加工色が少ない(ほとんどない)。
特に、この「悲愴」は、SP起しであるとは言え、1938年の録音とは思えないほどの音の良さがある。

レビュー、第1弾として、チャイコフスキー。
[PR]
by furt-orooro | 2005-12-09 11:50 | フルトヴェングラー