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CD鑑賞日誌


by furt-orooro

ベートーヴェン:「英雄」 1950.6.20 RVC盤

フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1950.6.20
ティタニア・パラストでのライブ

この演奏をこれまで、次ぎのCDで聴いてきた。
1.VIRUTOSO:4枚組み1980円程度で安価だが、音が奥にこもり前面に出てこない。
2.TAHRA:音色が均質化しており、フルトヴェングラーの魅力の一つである高低のコントラストが味わえない。
3.MYTHOS:パワフルさと鮮明さが災いして、アンサンブルの粗さが耳につく。音色のかぶりもマイナス。

今回入手したのは、写真のRVC、
R32C-1091(1987年発売)、CD初出盤。

低域の分離が良く、Vc・DBの音色は明瞭ですばらしい。これこそ「燻し銀」の音色だろう。
しっとりとした高低のコントラストが明瞭。
これでこそフルトヴェングラーの演奏は生きる。
この演奏をこのコンビの3種類ある同曲演奏中ベストに押す方が多いのも頷ける。

小生とすると、Vnのまとまりの甘さや、入り方が唐突でいつものような神妙さのない部分が多いので、
このコンビでの同曲演奏ベストは、1952.12.7のCROWNPALETTE盤。

レビューは、「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
by furt-orooro | 2005-10-11 08:00 | フルトヴェングラー