CD鑑賞日誌


by furt-orooro

ブラームス:交響曲第1番 1952.2.10 RX盤

フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
ティタニア・パラストでのライブ。

フルトヴェングラーのブラームス、交響曲第1番には「決定盤」がないとよく言われる。
フルトヴェングラーにしては、どれも不足があるという訳だ。
そんな論評を打破したのが、次ぎの渡辺和彦氏の評価だ。

山野楽器情報誌Varie連載の渡辺和彦氏による
「フルトヴェングラー再検証」、
第19回「ブラームス:交響曲第1番」(2005年7月号掲載)。
紹介CDは写真のDG POCG3793。
このように述べられている。
「このベルリン・フィル1952年ライブは完成度が高い。録音も中間2つの楽章で1箇所ずつ音ユレがあること、ハイ落ち気味なこと以外は鑑賞にほとんど問題はなく、もしもこの世に「決定的名演・名盤」というのが本当にあるとすれば、これは同じフルトヴェングラーの「バイロイト1951年の第9」、「シューマンの4番」と並ぶ“3大”に数えられそうな気がする。特に後半2つの楽章など、これ以上の再現方法は今の私には考えられない。ひとつひとつの音や和音が意味深く、第4楽章コーダで、クララ・シューマンへの挨拶の意味を持った例の有名なコラールの後半が金管で輝かしく爆発する部分(407小節目。該当CDでは16:03前後)など、今回聴いた11種中の5種(1947年EMI/51年ハンブルク・ライブ/1952年1月ウィーン・ライブ/当録音/52年3月トリノ・ライブ)の中で断然の気迫で、思わず椅子から飛びあがりそうになった。」


今回、入手したのは、こちら。
RX39(CD-R)

独盤LP 2535 162の盤起し。
POCG3793より音は柔らかい。
弱音はより鮮明。低域(Vc・DB)の分離、解像度も良い。
臨場感、空気感、残響もある。
潤い感のある音が、しっかりと放射される。

POCG3793他のCDでも演奏の「決定的名盤さ」はわかると思われるが、
機会があれば、盤起しもどうぞ。

レビューは「フルトヴェングラー鑑賞記」より。
RX盤の問い合わせは、ISLANDPROSへ。
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by furt-orooro | 2005-09-12 10:43 | フルトヴェングラー