CD鑑賞日誌


by furt-orooro

クレンペラー&ウィーン・フィル BOXシリーズ レビュー4

モーツァルト:交響曲第41番 「ジュピター」
1968.5.19
12:33 9:11 4:24 9:27

Ⅰ.提示部、Vnがしっとりと歌い抜かれる。第1、第2Vnの左右の響きも美しい。第1Vnの伸びが良い。第2Vnを受けるVcも大きなうねりを伴う歌。
イン・テンポではなく、 各テーマに応じて流れに変化をつけている。
提示部リピート。
Ⅱ.清楚透明な響き。スローテンポ。レガートでの歌。Vcも綿々と歌う。
POとのスタジオ録音ではみな考えられなかったこと。
中間部で、Vnが1拍目にアクセントをつけている。
Ⅲ.一転、速いスピード感(クレンペラーにしたら信じられない!)。
Vnのスーとした歌。その後のリズミカルさとの対比。
トリオ、Trpは抑制されながらも、それとなく主張している。
Ⅳ.速いテンポの中で、1音1音がしっかり置かれていく。流れを損なわず、フレーズを窒息させない良さがある。
フーガ、第2Vnのさわやかなフレーズに始まる。その後、各楽器はリズミカルにフレーズを奏でていく。
スピード感と、流れの良さと雄大さ。各楽器の各フレーズの明瞭さ。

ジュリーニのように遅かったらどうしようと思ったのだが、Ⅲ、Ⅳには完全に意表を突かれた。
Ⅳは、このシリーズ中マーラー9番Ⅳと並びベストの演奏。
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by furt-orooro | 2005-08-09 09:26 | クレンペラー