CD鑑賞日誌


by furt-orooro

クレンペラー&ウィーン・フィル BOXシリーズ レビュー3

ブルックナー:交響曲第5番
1968.6.2

20:47 14:53 14:08 25:13(演奏は24:47)

Ⅰ.第1主題、金管がソフトで美しい。
第1Vnと第2Vnの左右の掛け合いが見事。
リタルダンドしたあと、次のコラールは速い。
第2主題、速めのテンポで心地良い。
第3主題、低弦ピチカート部は遅く、木管からの後半は速いテンポ。
間髪入れずに、展開部へ。
緩い弱音から、最強音へのダイナミックな変化。
コーダは速い。
インテンポではなく、 主題に応じた速度変化がある。

Ⅱ.第2主題、第1主題より速い。弦は速さの内に、歌心と粘りがある。
金管は名人芸でクリアにマイルドに響き、感動的。

Ⅲ.Vn両翼配置の妙味。
トリオ、ホルンの懐深い響きに支えられている。

Ⅳ.1:43からの第1主題のフーガ。低弦が殊のほか歌っている。
第2主題、第2Vnから始まり、これも速めのテンポでありながら、左右のVnがよく歌っている。
次第にテンポが落ちる。
第3主題後の、コラール主題の出が間髪入れず唐突なのが残念。
展開部、10:00-、第1主題のフーガ。ゆったりと始まる。第1、第2Vnの大きな歌。
23:15 背後のホルンが小さい。
Tiの充実した響き。

1音1音はしっかり音になっていくが、各フレーズが100パーセントあるいはそれ以上に奏でられていくことはない。8割がたの印象。よって、フレーズの短さと浅い響きが耳に残る。
ヨッフムやケンペのように音響効果を考慮したものではない。よって聴後の充実感はない。
もちろんクレンペラーはそのような効果には目もくれず、浸すら真摯にスコアに向かい音化しているので、その芸術には敬意を表さざるを得ない。
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by furt-orooro | 2005-08-07 09:25 | クレンペラー