CD鑑賞日誌


by furt-orooro

ベートーヴェン:「コリオラン」序曲 1943.6.27,30

フルトヴェングラー&ベルリン・フィル
1943.6.27,30

わずか9分あまりの中に、フルトヴェングラーの芸術のエッセンスが凝縮されている。
強烈なフォルテシモから、無に意味を与える奥深いピアニシモまでの強弱の驚くべきコントラストの大きさ。「前へ前へ」と疾駆するスピード感から繊細優美な緩やかなレガートまでの緩急の変化の大きさ。それらのダイナミックな変化を自然に行う「推移の自然さ」。
最後に第2主題が回帰する部分、スーとしっとりと奥深い所から導き出されてくるそのフレーズのすばらしさ。

◇日本フルトヴェングラー協会報2004年12月号では、
「RRG録音の白眉であり、強烈な迫力を持つ一方で優美な旋律も聴かせる超名演奏」
であるが、CDでは盤により受ける印象が異なることが指摘されている。

・VENEZIA盤:
  VSGレーベルLPからの盤起し。
  スクラッチ・ノイズは大きいものの、楽器の音がしっかりしており、厚く響く。

・DELTA盤:
  ノイズを軽減し、音色は削いでいないので、各楽器の分離良く、音色も明瞭。
  VnとVcの掛合いなど、実に明瞭明晰。

・プライベートでは、
こちらの、シューベルト「ザ・グレイト」と一緒に、起していただいたものを聴いている。

◇ 「ベートーヴェン・序曲」のページは、こちら
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by furt-orooro | 2005-06-02 16:14 | フルトヴェングラー