CD鑑賞日誌


by furt-orooro

ベートーヴェン:交響曲全集 TOCE 7530-4

TOCE 7530-4

いわゆる赤本、「フルトヴェングラー」(学習研究社刊)の中で、
宇神幸男氏が、
91年12月新譜のTOCE7530-4は初出LPもかくやと思わせる音質であったが、その後の再発盤は逆に音が悪くなってしまった」
と述べている。

オークションで70000円の「伝説的」全集。

訳ありで、聴かせていただいた。
すばらしい!!!
これまで評価してきた伊EMI盤より、分離の良さ、音色の太さ、自然な広がりで、優れている。

・「田園」、フルトヴェングラーを堪能できる。
Vn、Vc、木管の分離は、伊EMI盤より良い。こちらに比べると、伊EMI盤が、楽器が重なる部分で混沌とする。

・「第7番」第2楽章
VaとVcの分離良い。Vcの高貴な響き。第2Vnとの分離も明瞭。
第1の高貴でソフトな響き。DBとのコントラストの大きさ。
(伊EMI盤:左右が広がる。Vaは音像大きいだけでボゾボゾ。
Vcと第2Vnは、Vcが広がる分、Vnは小さくなる。残響のような感が入り、
低弦は厚いが、分離は悪い。)

・「英雄」
狭い空間でしっかり鳴る(TOCE)か、広い空間でたっぷり鳴る(伊EMI)か。

・「バイロイトの第9」
足音入りだ。TOCE6510の方が漂白されているように感じる。

◇TOCE7530-4の全集は、
東芝EMIが昨年末発売した「永遠のフルトヴェングラー」TOCE55701-
に類似している、あるいは同一ではないかとも、言われるが、
真偽は今後。

伊EMI盤のレビューはこちら。
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by furt-orooro | 2005-05-18 14:08 | フルトヴェングラー