CD鑑賞日誌


by furt-orooro

ブルックナー:交響曲第8番 1944.10.17

フルトヴェングラー&ウィーン・フィル
b0056240_9263670.jpg1944.10.17
ムジークフェラインでの放送用録音

「フルトヴェングラーのブルックナー」と侮るなかれ。
一部リスナーからは、批判の的とされてきた。
一方で、ピーター・ピリー氏などは、
この演奏を「当代最高のブルックナー」と評価し、
「彼は作曲者に最高の信頼をおいている、この音楽と演奏奏法の持つ荘厳さを感得できない人はよほど鈍い人間と言わなければならない」
とまで言っている。

自分の耳で、しかも良い音質盤で聴くしかない。

今回、ドイツ・フルトヴェングラー協会盤が加わり、次の3枚を聴いてみた。

① DG POCG-30078
② TAHRA FURT1084
③ ドイツ・フルトヴェングラー協会 TMK-200406151(写真はブックレット裏)

① 空間は広い。高域低域とも広がりがあり、Vnもよく伸びる。
ただし、音色の漂白化、均質化で、各楽器の音色はどれも同じような色になる。
それでも広い空間と、Vnの厚い音像で、演奏の持つ姿はわかる。

② ①に比べて空間が狭い。が、音色感はある。高域が狭い分、Vnは窮屈に聴こえる。

③ 空間はあるが、楽器間の分離が悪い。楽器と楽器が重なり、混沌とする。

TAHRA盤と協会盤の音質比較はこちら。
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by furt-orooro | 2005-05-17 09:30 | フルトヴェングラー